衛藤 獣医師 診察についてのお知らせ

学会参加ならびに2015年11月〜2016年2月にかけまして

大阪市の動物の高度二次診療病院であるネオベッツVRセンターにて

研修のため不定期に病院を不在にすることがあります。

ご迷惑をおかけいたしますが、診療予約等に関しまして事前にお電話にて

ご確認のほどよろしくお願いいたします。

CT稼働について

CT稼働について

 

当院でもCT検査が出来るようになりました。

(撮影日:木、日曜、 2014年7月時点)

 

腫瘍科にとって、CT検査は非常に役に立ちます。

様々な利点があるのですが、何よりも有り難いことは

 

①   転移の確認

②   解剖学的情報の入手

 

が可能になることです。どういうことかと言いますと、

 

“不必要な手術(痛み)を減らし、適切な(準備がされた)手術計画を

立ててられる。“

つまり、“より詳しい情報をもって、手術を検討出来る“ということです。

 

 

“お腹の中にしこりがあるのは間違いありません。

詳細はよくわかりませんが、とりあえずお腹を開けてみましょう。“

 

結果)→“転移していたのでお腹を閉じました。”

→“進行していたので閉じました。”

 

こんなケースが激減する事になります。

 

またCT検査により、より詳しい経過観察が可能になります。

 

欠点としては、撮影に短時間の麻酔が必要なことですが、当院では少しでも

リスクを下げるため、麻酔前検査を行った上で、獣医師2名以上(2014/07/16現在)の麻酔管理のもと安全に配慮して撮影させて頂きます。

 

 

皮膚のできもの

皮膚のできもの

—皮膚に出来たできものを見つけたらー

 

ペット達をなでていた時になんだかしこりがあった。イボが出来ていた。

 

・いつからあったっけ?

・大きくなってる?

・これは皮膚病?できもの?

そんな時があるかもしれません。

 

皮膚、皮膚の下の腫瘍は犬では全腫瘍の中でもっとも一般的な腫瘍であり、猫では2番目に多い腫瘍です。腫瘍には良性と悪性があり、腫瘍にみえる皮膚病変もあります。

もしも皮膚腫瘍だった場合、犬では約20%、猫では約50−60%が

悪性という報告もあります。

 

皮膚のできものを見た目だけで診断するのは難しいことがあります。

様子を見ていくのか、治療を行うのか、それはどんな治療が良いのか

なんとなく決めるのではなく、検査を行った上で理由をもって

治療方針を選択することが薦められます。

皮膚のできものの検査は麻酔のない検査から行う事が多いので、気になったらまずはお気軽に相談下さい。

 

写真は当院で治療を行った皮膚のできものの一部です。

最後の3枚が悪性です。

見た目で判断するのは難しくありませんか?

 

 

 

緩和治療について

緩和治療について

ー思いやりの治療—

 

緩和治療とは、動物の生活を楽に過ごさせてあげる治療です。

 

根治治療が腫瘍と戦う治療なら、緩和治療は生存期間の延長は必ずしも求めない、腫瘍と付き合っていく治療といえるでしょう。

 

嘔吐→吐き気止め、食欲不振→食欲増進、脱水→点滴、痛み→鎮痛剤・・・

苦しみから救ってあげるために何か出来る事がないかを考えます。

 

抗がん治療は希望されなくても、大事な家族を最後まで気遣ってあげるための治療もあります。

腫瘍と戦うつもりはなくても、苦しみをとりのぞく方法があるかもしれません。

 

Filed under: 衛藤先生のブログ — eto 7:12 PM

その他の治療法について

その他の治療法について

—生活の質を考えた治療—

 

外科療法、化学療法の他に出来る事はないのか・・・?

三大治療以外の治療法は例えば、免疫療法、温熱療法・・・等となります。

当院ではオゾン療法、がんワクチン、インターフェロン、サプリメント等、

免疫療法を実施しています。

これらの治療法は効果に個体差があり、はっきりとした治療の実感がないこともありますが、副作用がほとんどないこと、生活の質が下がらないことが

利点として挙げられます。

 

免疫療法は相性があると言われていますが、オゾン療法によってまた食べるようになったり、がんワクチンを使用してから再発が認められないわんちゃんや猫ちゃんが事実としています。

 

免疫療法は再発防止、現状維持、治療法が無い等、色々な理由で選択されます。

効果に関して大きな期待は出来ませんが、苦しんでいる家族に何もしてあげられないことは辛いことです。

もしも大事な家族に何か出来る事がないのかお悩みでしたら、どうぞ御相談下さい。

 

外科療法について

 

 

 

—御家族にとってベストの手術を探しますー

 

外科療法は人の手で直接腫瘍を取り除く治療です。

腫瘍の治療=外科手術というイメージを抱く方も多いかも

しれません。ですが、一口に手術といっても目的によって

手術計画が異なります。

 

・治癒が目指せる場合

悪性腫瘍がその部分だけに存在するなら外科手術によって完治も

可能です。その場合は腫瘍組織の周りの正常な組織を一部含めて

完全に取りきれるように手術計画を立てます。

 

・外科手術では悪性腫瘍が取りきれない場合

外科手術単独では治癒できそうにない場合、広範囲に切除すると

合併症が強くでてしまいそうな場合は比較的控えめな手術で腫瘍

組織を取ってしまい、併用療法を考える必要があります。

 

・ 良性腫瘍の場合

良性腫瘍であっても切除した方が良い場合があります。

悪性化することもありますし、そのままにしていると取るのが

大変になる場合には早い段階で手早く切除してしまう方が得策

だといえます。

 

気になるしこりがあったら、良かったら一度相談させて下さい。

 

 

 

どんな治療があるの?

どんな治療があるの?

 

腫瘍の治療は外科療法化学療法放射線療法(いわゆる「三大治療」)にその他の治療法を組み合わせて治療を行うという集学的治療が用いられます。(単独治療のこともあります。)

集学的治療は三大治療をメインとしますが、実際の診療においては、状況を踏まえて、単独治療、複合的治療を相談、選択させて頂きます。

基本的には局所の病変には外科治療による切除を、全身性病変に対しては化学療法を行うことで治療を行います。

*放射線治療が必要な場合には距離や治療目的を相談の上、病院を紹介させて頂きます。

 

また、当院ではその他の治療法として

・オゾン療法(オゾン療法についてはこちら

・ 癌ワクチン(鳥取大学動物医療センター(腫瘍科)協力)

などを行う事が出来ます。詳しくは御相談下さい。

 

 

 

 

 

腫瘍って治るの?—③

腫瘍って治るの?—③

 

根治・寛解が望めない。

効果のある治療法がない。

 

腫瘍に立ち向かった時、残念ながらそんな状況も起こります。

そして、それは決して少ないことではありません。

自分の愛する家族が苦しむ姿をただ黙って見ていることはとても辛い事です。

そんな時、治療は無力であり、不要なのでしょうか?

 

・・・そんなことはありません!

 

—がん治療—

・根治治療

・緩和/維持治療

 

根治治療は腫瘍と立ち向かい、腫瘍の無い生活を勝ち取ることを目標とします。緩和/維持治療は腫瘍と共存していく事を目標とします。

痛み、高熱、食欲不振、脱水・・・苦しみや辛さを少しでも和らげてあげるため、緩和/維持治療は施されます。

話せない動物の苦しみや辛さを見つけてあげて、苦しみから解放される時間を作ってあげる緩和/維持治療。

それは、小さな家族と最後まで一緒に走り、守り続ける治療だといえるかもしれません。

 

 

腫瘍って治るの?−②

腫瘍って治るの?ー②

 

悪性腫瘍について

悪性腫瘍、いわゆる“がん”についてです。

悪性腫瘍 =・治らないもの

・  苦しいもの

・  つらいもの

というイメージがあると思いますが、現在の獣医療は日に日に進歩しており、必ずしも悲しまないといけないわけではありません。

むしろマイナスのイメージを持つ事がペット、家族にとって悪い結果をもたらす事さえあります。

 

悪性腫瘍が診断された時には、まずは悪性度(グレード)、進行度(ステージ)

を知る事が重要になってきます。

例えば、犬の乳腺腫瘍ではステージⅠだと外科手術により2年後の生存率が98%、ステージⅣ(遠隔転移がある)だと13%というデータがあります。

このように同じ腫瘍でも状況によって戦い方、その後の予測が変わってきます。

 

まずは敵を知ること。

 

そこから治療が始まります。

“がん“だからといって、してあげられる事が何もないわけではありません。

“どんな種類なのか” ”どのくらい進行しているのか“によって、選択される治療が変わるだけなのです。

 

*  ただ、どの腫瘍にもいえる事ですが早期発見、早期治療が望ましいことは間違いありません。

 

 

Filed under: 衛藤先生のブログ — staff 8:26 PM

腫瘍って治るの?ー①

良性腫瘍について

 

良性腫瘍とはいわゆる“脂肪の塊”や“いぼ”のことです。

良性の場合は切除等、治療で治るものが多く、場合によっては自然に治癒する事もあります。

ただし、必ずしも良性=安心というわけではなく、中には悪性になるものや悪性と良性の境界ということもあります。

良性なので様子をみるのか、良性だからこそ積極的な治療を行うのか、という選択は御家族の考え方をもとにして相談させて頂きます。

 

Filed under: 衛藤先生のブログ — staff 11:59 PM
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