巨大結腸症について

巨大結腸症について

巨大結腸症とは、わんちゃんよりねこちゃんに多くみられる病気です。過去に骨盤骨折をし骨盤腔内が狭小化したために、便がうまく排出されず巨大結腸になる場合と、原因不明の特発性があります。

【症状】
・排便回数の減少
・便秘
・沈うつ
・食欲がない

【診断】
触診により、著しく膨張した結腸を確かめます。この膨張の原因が、食事によるのか、代謝によるのかなど問診や身体検査などで確かめて行きます。腹部のレントゲン検査は、膨張した結腸と中にたまった便を見るのに最も適しています。

【治療】
治療には、根治療法と対症療法の2つあります。根治療法は、膨張した結腸を部分的に切除してしまう「部分的結腸切除術」です。これにより問題となる結腸を取り除くことができますが、結腸が短くなる分、軟便が続く場合があります。(生涯軟便になる場合もある)
対症療法は、①水分が多く便がたまりにくい療法食を食べる。②緩下剤(便軟化剤)や消化管運動改善薬を使用する。③定期的に浣腸により便を取り除くといった方法があります。
ただし、病気そのものを治すわけではないので生涯治療が必要な場合が多く、治療に反応しない場合もあります。

【ほっておくと…?】
便秘が続くと、食欲がなくなってくるので体の栄養状態が問題となってきます。状態が悪いと命にかかわる場合もあります。そういえば、最近便の回数減ったよね…と感じたら、かかりつけの先生に相談してください。もしかしたら、便秘の裏に巨大結腸症が隠れているかもしれません。

Filed under: 西井先生のブログ — tsuji 9:27 PM

腸閉塞について

腸閉塞について

腸閉塞は、異物や浸潤性疾患(腫瘍など)、重積などにより腸管腔が閉塞する病気です。時間の経過とともに、腸の血管が圧迫、閉塞を受け腸組織が壊死していきます。すると、腸内の内容物が腹腔内へ漏れてしまい、腹膜炎の原因にもなります。

【症状】
・嘔吐(閉塞部が口に近いほど多い傾向にある)
・食欲がなくなる
・元気がなくなる
・下痢
・ショック状態
・腹痛

【診断】
腹部の触診、レントゲン検査(造影レントゲン検査)、超音波検査によりします。触診、レントゲン検査では、腸管の不明瞭な拡張や肥厚した腸のループを確認でき、超音波検査では、異物や腫瘤を確認できます。機能的イレウスとの鑑別のために、造影レントゲン検査を行います。腸閉塞の原因が腫瘤の場合は、細胞診により原疾患を診断することができます。

【治療】
腸閉塞が確認でき次第、すぐに麻酔前検査(血液検査、レントゲン検査など)を行い、わんちゃん・ねこちゃんの状態を安定させてから直ちに手術を行うべきです。

【ほっておくと…?】
最初にも書いたように時間が経過するにつれて腸管が壊死し、腸内の内容物が腹腔内に漏れ出してきます。すると、腹膜炎が生じ敗血性ショック状態になります。そうなると、命の危険性が高くなります。散歩の時にいろいろ口にするわんちゃんや、遊んでいたおもちゃが急になくなって、わんちゃん・ねこちゃんの調子が悪くなった場合にはすぐにかかりつけの先生に相談してください。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 11:48 PM

肛門嚢炎について

肛門嚢炎について

肛門嚢といえば、日々のケアで「おしりしぼり」や「肛門腺しぼり」でおなじみの肛門の4時と8時の位置に左右1つずつある臭い袋のことです。特有の臭いがある茶色の液体が中に入っており、興奮した時やびっくりしたときに分泌されます。この肛門嚢に細菌が感染してしまって中で炎症を起こしているのが肛門嚢炎という病気です。

【症状】
・自分のおしりを気にする
・お尻をよくなめる・かむ
・頻繁におしりをこすりつける

【診断】
肛門嚢に疼痛(痛み)があり、分泌物が膿様か血様であったり、量が増えています。
また、ひどい場合は、肛門嚢がしぼれないときもあり肛門嚢が破裂して気付くこともあります。

【治療】
肛門嚢をしぼる。抗生剤を内服する。肛門嚢の中を洗浄する。といった方法があります。
再発を繰り返したり、治療に反応しない場合は、肛門嚢を外科的に切除する場合もあります。

【ほっておくと…?】
ほっておくと、肛門嚢が破裂してしまう場合があります。定期的なケアを行うことで肛門嚢の分泌物の色や粘度、臭いなどさまざまな変化に気づくことができます。そういえば、最近お尻をしぼってもらってからお尻をこすりだすまでの期間が短くなったような気がするな…と違和感を感じたらかかりつけの先生に相談してください。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 7:03 PM

ご報告

 

 

本日から入院の柴犬のSちゃん

手術をした後なのでまだ眠そうですが

夜ご飯たべましたよ(*^。^*)

明日退院予定です♪

Filed under: 毎日のご報告 — tsuji 8:48 PM

犬パルボウイルス性腸炎について

犬パルボウイルス性腸炎について

犬パルボウイルスは1型の2型に分けられます。1型は極めて若齢のときに胃腸炎や肺炎、心筋年を起こしますが比較的病原性の弱いウイルスで、2型が主にパルボウイルス性腸炎の原因となります。主に感染しているわんちゃんの糞便から経口感染し、5~12日で症状が出てきます。不特定多数のわんちゃんが集まる公園やドッグラン、ペットショップ、動物病院などに感染力を持ったままのウイルスがいると、靴や服、他の動物などにより運ばれます。つまり、室内で飼っているから安全とは言えないんです。ドーベルマン・ピンシャーやロットワイラー、ピットブル、ラブラドール・レトリーバーなどは他のわんちゃんよりも感受性が高い(感染しやすい)と報告されています。

【症状】
・下痢(血便を伴うこともある)
・嘔吐
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・発熱
・ショック症状
・妊娠中のわんちゃんでは死産や流産

【診断】
糞便中のパルボウイルスに対する判定キット(ELISA法)が最良の診断方法です。しかし、病気の早期に判定した場合は、陰性反応が出る場合があるのでパルボウイルスが疑わしい場合は何度か検査を繰り返す場合があります。もちろん、全身状態のチェックと他の病気を除外するために、血液検査やレントゲン検査、超音波検査なども行います。

【治療】
点滴、抗生剤、電解質(ミネラル)の補正をにより、全身状態の改善を行います。嘔吐が激しい場合には制吐剤や胃粘膜保護剤を用います。最初の約4日間でどう改善するかが予後にかかわります。

【ほっておくと…?】
パルボウイルスと聞くと、仔犬の時になる病気だと考えられている方が多いですが、大人になってからもなる病気です。激しい下痢・嘔吐により体力が奪われ栄養状態が悪くなったり、パルボウイルスによる骨髄前駆細胞の障害により好中球(白血球の一種)が減少し消化管の障害により細菌が全身へ播種しやすくなり、敗血症性ショックが認められる場合もあり、非常に危険です。
パルボウイルスは定期的なワクチン接種をすることで、感染予防または感染しても症状が軽くなるようになります。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 9:05 PM

ピエール

こんにちは。

看護師の黒川です(^○^)

今日は、10月から当院のスタッフに仲間入りした猫のピエールくんを紹介します♪

ピエールくんは食べることと遊ぶことが大好きで、いたずらすることも好きな元気な男のこです(*^_^*)

普段からわんちゃんと遊んでいて慣れているためか、わんちゃんを見かけると自ら寄って行き、挨拶をしています♥

院内でピエールくんを見かけた時は、ぜひ遊んであげて下さい。

また今後もピエールくんについてのブログを更新しますので、ぜひ見てください(^_^)/

 

Filed under: スタッフのブログ — staff 12:32 PM

ひも状異物について

ひも状異物について

ひもや糸、ナイロン、ストッキング、布などを食べてしまったことにより腸がアコーディオンのように縮れてしまう病気です。腸の蠕動運動(食べた物を奥へ奥へと運び出す運動)により、ひもが腸に切れこんでしまうために生じます。ひどい場合には、腸に穴があいたり腹膜炎をおこしたりします。わんちゃんよりもねこちゃんでの発生が多いです。

【症状】
・嘔吐
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・無症状の場合もある

【診断】
ねこちゃんがひもや布で遊んでいた場合に本疾患を疑います。腹部の触診で、房状の圧痛のある腸が触診されたり、舌の根元にひもがからまっているのが見れる場合があります。
血液検査により全身状態のチェックを行い、レントゲン検査(または造影)によりアコーディオン状になった腸を確認します。

【治療】
内視鏡により摘出出来る場合がありますが、異物を飲み込んでから時間が経過していると腸管が壊死している場合があり、内視鏡で無理に取り除こうとすると腸が破裂し、腹膜炎を起こす可能性があるため、外科的な手術が必要な場合が多いです。

【ほっておくと…?】
ひも状異物が長時間存在すると、異物が腸粘膜の中に埋没してしまい、広範囲の腸切除が必要になり、その結果、腸が短くなってしまう可能性があります。また、腸が破裂して腹膜炎を起こしている場合には命の危険性があるために、そういえば、元気がなくなる前に糸で遊んでいたな…といった心当たりがあればすぐにかかりつけの先生に相談してください。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 11:35 PM

ご報告

本日から入院のミニチュア・シュナウザーのMちゃんとCくん

お昼時間に待合室で遊んでいましたよ(*^。^*)

明日、退院予定です♪

 

Filed under: 毎日のご報告 — staff 8:07 PM

膵外分泌不全につて

膵外分泌不全について

膵外分泌不全は、食べた物を分解する消化酵素を出す膵臓の腺房細胞が萎縮し、うまく消化と吸収がおこなわれなくなる病気です。ジャーマン・シュエパードなどで多く先天性、遺伝性の要因があるのではないかと考えられています。

【症状】
・慢性の下痢
・食欲があるのに痩せてくる
・脂肪便が認められるときもある

【診断】
膵外分泌の機能検査を行います。血液検査により血清中トリプシン様免疫反応(TLI)を測定します。しかし、寄生虫や食事内容、他の病気による下痢や体重減少を除外するために、詳しい問診や身体検査、便検査、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを行います。

【治療】
比較的低脂肪の食事(乾燥重量中の脂肪分が15%)を膵酵素と一緒に与えます。場合によっては、腸内細菌に対する治療(抗生剤)や胃酸分泌抑制剤を併用します。
治療は生涯必要になります。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 9:49 PM

ご報告

入院中のSちゃん。

ごはんをしっかり食べてくれましたよ♪

明日退院予定だからか、とても元気です\(◎o◎)/!

 

本日から入院のトイ・プードルのCちゃん。

お薬も飲んでくれて、おりこうさんにしてくれていますよ(^○^)

カメラをむけると、とまってこっちを見てくれました♪

Filed under: 毎日のご報告 — staff 8:59 PM
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