ひも状異物について

ひも状異物について

ひもや糸、ナイロン、ストッキング、布などを食べてしまったことにより腸がアコーディオンのように縮れてしまう病気です。腸の蠕動運動(食べた物を奥へ奥へと運び出す運動)により、ひもが腸に切れこんでしまうために生じます。ひどい場合には、腸に穴があいたり腹膜炎をおこしたりします。わんちゃんよりもねこちゃんでの発生が多いです。

【症状】
・嘔吐
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・無症状の場合もある

【診断】
ねこちゃんがひもや布で遊んでいた場合に本疾患を疑います。腹部の触診で、房状の圧痛のある腸が触診されたり、舌の根元にひもがからまっているのが見れる場合があります。
血液検査により全身状態のチェックを行い、レントゲン検査(または造影)によりアコーディオン状になった腸を確認します。

【治療】
内視鏡により摘出出来る場合がありますが、異物を飲み込んでから時間が経過していると腸管が壊死している場合があり、内視鏡で無理に取り除こうとすると腸が破裂し、腹膜炎を起こす可能性があるため、外科的な手術が必要な場合が多いです。

【ほっておくと…?】
ひも状異物が長時間存在すると、異物が腸粘膜の中に埋没してしまい、広範囲の腸切除が必要になり、その結果、腸が短くなってしまう可能性があります。また、腸が破裂して腹膜炎を起こしている場合には命の危険性があるために、そういえば、元気がなくなる前に糸で遊んでいたな…といった心当たりがあればすぐにかかりつけの先生に相談してください。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 11:35 PM
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