腸閉塞について

腸閉塞について

腸閉塞は、異物や浸潤性疾患(腫瘍など)、重積などにより腸管腔が閉塞する病気です。時間の経過とともに、腸の血管が圧迫、閉塞を受け腸組織が壊死していきます。すると、腸内の内容物が腹腔内へ漏れてしまい、腹膜炎の原因にもなります。

【症状】
・嘔吐(閉塞部が口に近いほど多い傾向にある)
・食欲がなくなる
・元気がなくなる
・下痢
・ショック状態
・腹痛

【診断】
腹部の触診、レントゲン検査(造影レントゲン検査)、超音波検査によりします。触診、レントゲン検査では、腸管の不明瞭な拡張や肥厚した腸のループを確認でき、超音波検査では、異物や腫瘤を確認できます。機能的イレウスとの鑑別のために、造影レントゲン検査を行います。腸閉塞の原因が腫瘤の場合は、細胞診により原疾患を診断することができます。

【治療】
腸閉塞が確認でき次第、すぐに麻酔前検査(血液検査、レントゲン検査など)を行い、わんちゃん・ねこちゃんの状態を安定させてから直ちに手術を行うべきです。

【ほっておくと…?】
最初にも書いたように時間が経過するにつれて腸管が壊死し、腸内の内容物が腹腔内に漏れ出してきます。すると、腹膜炎が生じ敗血性ショック状態になります。そうなると、命の危険性が高くなります。散歩の時にいろいろ口にするわんちゃんや、遊んでいたおもちゃが急になくなって、わんちゃん・ねこちゃんの調子が悪くなった場合にはすぐにかかりつけの先生に相談してください。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 11:48 PM
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