アポクリン腺癌(肛門嚢腺癌)について

アポクリン腺癌(肛門嚢腺癌)について

アポクリン腺癌とは、肛門嚢にできる腫瘍のことで高齢のわんちゃんに多い病気です。昔は、女の子のわんちゃんに多いと報告されていましたが、最近では性別による差はないと言われています。転移しやすく腰下リンパ節の腫大が最初に見つかる場合が多いです。

【症状】
・肛門周囲が腫れる
・便がでにくい、便秘
・多飲多尿
・食欲がなくなる
・後ろ肢がふらつく、びっこをひく

【診断】
肛門周りの視診や触診によりしこりを確認し、血液検査により高カルシウム血症になっていないか?細胞診により確認しますが、確定診断には外科的に切除し、病理検査に出す必要があります。

【治療】
高カルシウム血症がある場合には、点滴により状態を回復させます。その後、外科手術により腫瘍を切除します。可能であれば、腰下リンパ節に放射線を照射し転移する確率を下げる場合もあります。または、化学療法(抗がん剤)を用いた治療も行われています。
どの治療も単独では、効果が低いと判断した場合、組み合わせて治療を行う場合があります。

【ほっておくと…?】
腫瘍が大きくなると腸が圧迫されたり、高カルシウム血症により神経症状や痙攣発作、腎不全様の症状が生じ命の危険性があります。肛門周りが腫れてきたら要注意です。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 11:13 PM
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