フィラリア症(犬糸状虫症)について

フィラリア症(犬糸状虫症)について

フィラリアというと、4月から11月にかけて予防のシーズンで有名ですが、そもそもフィラリアってどういった病気なのか?を説明します。

フィラリア症とは、犬糸状虫という線虫が心臓や血管(主に肺動脈)に寄生することによっておこる病気です。犬糸状虫の子虫(ミクロフィラリア)が蚊によってわんちゃん・ねこちゃんの体内に侵入します。蚊の吸血により体内に侵入したミクロフィラリアは、2~3ヵ月かけ血管系に移動して成虫(フィラリア)になり、5~6ヵ月で新しいミクロフィラリアを産みます。こうして、体内のフィラリアの数が増えていきます。

【症状】
・運動をすると呼吸困難になる
・疲労
・失神
・喀血
・息切れ
・体重減少
・お腹が膨れてくる(腹水)
・心雑音
・血尿
・ショック様症状(大静脈症候群)

【診断】
フィラリア検査(血液検査)にて、陽性反応がでることで診断できます。濃厚感染では、心臓の超音波検査にて成虫が確認できる場合もあります。

【治療】
大きく分けて2つあります。1つ目は、外科手術により成虫を摘出する方法。2つ目は、薬を使う方法です。外科手術適応は、大静脈症候群と呼ばれる全身から心臓へかえってくる静脈が多数の虫体によりつまってしまい早急に虫体を除去しなければ命の危険性がある場合が多いです。薬には、成虫を直接殺すものと、体の中でこれ以上成虫が増えないようにして今いる成虫が寿命を迎えるのを待つタイプがあります。

【ほっておくと…?】
予防薬が普及する前は、多くのわんちゃんがフィラリア症が原因でなくなりました。あらかじめ予防することが最大の予防につながります。

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 8:24 PM
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