犬の拡張型心筋症について

犬の拡張型心筋症

拡張型心筋症とは、心臓にある4つの小部屋(左右心房・心室)が拡張し、心筋の収縮機能に障害をもたらす病気です。悪化に伴って、うっ血性心不全・僧房弁逆流・三尖弁逆流、心房性不整脈、心房細動を生じます。
犬の心筋症は、1.3~3.4%の発生率と報告されており、拡張型心筋症・肥大型心筋症・拘束型心筋症の3つに分類されますが、そのほとんどは拡張型心筋症です。好発犬種として、ジャーマン・シェパード・ドッグ、グレート・デン、ドーベルマン、セントバーナードなどの大型犬が報告されています。発症年齢は3~10歳と比較的若齢~中高齢まで幅広く、男の子に多く認められます。

【症状】
・衰弱
・元気がなくなる
・呼吸促迫または呼吸困難
・運動不耐性
・発咳(吐き気のように感じることもある)
・食欲不振
・腹部膨満(腹水による)
・失神

【診断】
レントゲン検査・心電図・心エコー検査により診断します。

【治療】
利尿剤・強心薬・血管拡張薬・カルシウムチャネル拮抗薬・β遮断薬などを組み合わせて症状の緩和と心臓の負担を取り除きます。(状態により使用する薬の種類は異なります)

【ほっておくと】
ほっておくと、亡くなる危険性の高い病気です。1年に1~2回の定期検診で心臓のチェックをすることをおすすめします。早い段階で見つけることで重症になることを防ぐことができる可能性があります。また、上記症状が認められた場合は、すぐにかかりつけの先生にご相談ください。

 

Filed under: 西井先生のブログ — nishii 3:04 PM
ページ先頭へ
アイペットクリニック
〒634-0812 奈良県橿原市今井町3-11-22
診療科目:予防、一般内科、一般外科、眼科
アニコム損保、アイペット 対応病院